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  1. 橿原市議会 2017-03-01
    平成29年3月定例会(第3号) 本文


    取得元: 橿原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    検索結果一覧に戻る 検索をやり直す ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 平成29年3月定例会(第3号) 本文 2017-03-14 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 140 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 2 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 3 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 4 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 5 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 6 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 7 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 8 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 9 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 10 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 11 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 12 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 13 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 14 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 15 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 16 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 17 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 18 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 19 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 20 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 21 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 22 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 23 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 24 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 25 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 26 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 27 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 28 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 29 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 30 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 31 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 32 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 33 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 34 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 35 :  ◯政策審議監(西田喜一郎君) 選択 36 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 37 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 38 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 39 :  ◯政策審議監(西田喜一郎君) 選択 40 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 41 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 42 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 43 :  ◯政策審議監(西田喜一郎君) 選択 44 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 45 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 46 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 47 :  ◯政策審議監(西田喜一郎君) 選択 48 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 49 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 50 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 51 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 52 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 53 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 54 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 55 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 56 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 57 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 58 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 59 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 60 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 61 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 62 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 63 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 64 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 65 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 66 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 67 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 68 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 69 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 70 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 71 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 72 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 73 :  ◯5番(奥田 寛君) 選択 74 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 75 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 76 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 77 :  ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 選択 78 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 79 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 80 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 81 :  ◯総務部長心得中西孝和君) 選択 82 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 83 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 84 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 85 :  ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 選択 86 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 87 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 88 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 89 :  ◯教育長(吉本重男君) 選択 90 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 91 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 92 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 93 :  ◯総合政策部長福西克行君) 選択 94 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 95 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 96 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 97 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 98 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 99 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 100 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 101 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 102 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 103 :  ◯19番(原山大亮君) 選択 104 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 105 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 106 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 107 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 108 :  ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 選択 109 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 110 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 111 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 112 :  ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 選択 113 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 114 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 115 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 116 :  ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 選択 117 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 118 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 119 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 120 :  ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 選択 121 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 122 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 123 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 124 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 125 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 126 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 127 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 128 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 129 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 130 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 131 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 132 :  ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 選択 133 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 134 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 135 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 136 :  ◯市長(森下 豊君) 選択 137 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 138 :  ◯23番(奥田英人君) 選択 139 :  ◯議長細川佳秀君) 選択 140 :  ◯議長細川佳秀君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:               午前10時02分 開議 ◯議長細川佳秀君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                日程第1 一般質問 2: ◯議長細川佳秀君) 昨日に続きまして、一般質問を行います。  順次質問を許可いたします。  それでは、5番、奥田 寛君の質問を許可いたします。奥田 寛君、質問者席へ。            (5番 奥田 寛君 質問者席に移動) 3: ◯5番(奥田 寛君) おはようございます。5番、奥田 寛です。議長のお許しを得ましたので、通告のとおり一般質問をさせていただきます。  まず初めに、今までの庁舎問題の歴史問題等を、今日この場には今議会が初めてという議員さんもおられますので、若干、新しい目を意識して、歴史を、私の目からどのように見えていたかという部分を振り返らせていただきたいと思うんですが。  そもそも、平成15年に私がこの橿原市議会に入らせていただいた13、14年前、既に本庁舎の建てかえというのは緊急の事案である、やらねばならないという話になっていたと思います。それから13、14年たってまだできていない、計画すら上がっていないのはどういうことやという話なんですね。安曽田市長さんの時代から「庁舎はどうするんですか。耐震がまだですよね。地震が来たら怖いですね」という話はさせていただいていた。森下市長さんに市長が交代された後も、真っ先に、「この橿原市の中で一番大きな問題というのは庁舎の耐震が未整備なことです」というお話をさせていただいた記憶がございます。  全ての政治はここから生まれてくるわけですから、ここがしっかりしていなかったら全ての政治はとまってしまうわけですから、ほかのあらゆる事案に先駆けて、ここの耐震なり、建てかえなり、市の職員さん、あるいはそこへ来られるお客さんの身の安全を図るということは最優先の話だったはずなんですよね。それがなぜか13、14年たって、ほかの事業ばかりやっているような気がするんですね。        (「橿原市新庁舎基本構想」の冊子を質問者席より示す)  平成22年あたりなんですが、22年12月と書いています。「橿原市新庁舎基本構想」という冊子が上がってきております。    (「橿原市新庁舎基本構想」の中の基本ゾーニング案を質問者席より示す)  この基本構想の冊子の中に、こういう本庁舎の建てかえをイメージした基本ゾーニング案というのも出てきているわけなんですね。このゾーニング案は、一遍この本庁舎を完全になくして、更地にして、24号線と165号線の両方から車がアクセスできるようにとか、そんなことをイメージしたような図面のように見えますね。  いわゆる1,100坪がホテルと分庁舎という話で上がってきたときに、私、当時、都市開発特別委員会の委員長をさせていただいていたこともあってよく覚えているんですが、庁舎のかなりの面積、1万1,000平米とかそんな感じでしたかね、をその1,100坪のほうへ持っていって、それが1階から10階とか11階ぐらいまで。その上、12階とか13階、済みません、11階と12階やったかもしれませんが、その辺に見晴らしのいいホテルだとか、そういう話で図面が上がってきていたのを覚えております。これは都市開発特別委員会の中で示されていた図面ですので、当時の議員さんは、当然、資料を見て覚えておられるはずですね。あのとき、1階、2階は銀行とかコンビニとかそういう表現もあったかもしれませんね。庁舎面積、ちょっと今、覚えていませんが。  その話が途中で切りかわるんですね。いわゆる向こうへ持っていく庁舎面積が1万1,000平米とかじゃなくて、5,000、6,000平米に減ってくる。それで、今の図面に近いものが上がってくるわけですが。結局、庁舎全体として1万8,000平米だとか、それぐらい必要だというところの数字で、1,100坪のほうに1万1,000平米行っていれば、こっちの建物は7,000平米ぐらいだと思うので、そもそも建てかえせんでも、耐震のままでもいけると。1万1,000プラスこっちの7,000、建てかえせんでも合計1万8,000になると。そういうようなイメージだったところの図案が、当時、こっちは耐震で済ます、あるいは建てかえる、どっちの表現も出ていたので、どっちとは決まっていなかったんですが、耐震で済ます可能性もあるという案が提示されていたわけなんですね。それが、向こうに行くのが5,000、6,000平米に終わってしまったということは、ほかの場所、ここも含めて、残りで1万1,000平米なりを用意せんとあかんという話になってきたと。  大体そういう話の中で、向こうの計画というのは、庁舎の大部分が向こうに行って、庁舎を建てかえる、職員さんの身の安全を図る、そういうことが優先やったところの事業が、私の目から見れば、庁舎面積の大部分がこっちに残るほうの話になったことで、結局、庁舎問題は解決していないと。向こうでやっているのは、むしろ税金のホテルがメインになった計画にすげかわってしまったような印象を私は感じているわけです。あっちに5,000、6,000平米持っていったって、市の職員さんは別に助からないと。庁舎機能として、じゃ、助かるにはどうするんだといったら、やっぱり本庁舎をここで建てかえないとあかん、基本構想は生きているんだと、そういう話になってきたかなと思うんですね。  この絡みの中で、ホテルが、結局、もともと民間が建物代金を出してくれるんだという話だったはずなのが、市役所側で建物の代金を払うんだという話にいつの間にか切りかわっていたりするので、いつの間にかホテル問題がメインの計画のように印象として変わってきてしまったと。大体そういうところの話で、本庁舎を今ここで建てかえるかどうかという話を1つ結論を出さなくてはいけない部分、同時に、八木西口駅というのは本当にここに残るのかどうかということを議論せんとあかん部分が出てきたかと思うんですね。
     ここまでの総括として、私としてはそういう印象を受けているんですが、じゃ、この基本構想というのは、今、生きているのか、死んでいるのか、それを伺いたい。1万8,000平米なりの本庁舎を建てかえますと言っていたところの基本計画です。一遍この建物を更地にして、丸ごと建てかえるような図面が、そういう印象を与えるような基本ゾーニング案だったわけです。だけど、今、どうなんだと。1万8,000平米から5,000、6,000平米引いて、今ここで建てかえるのは、じゃ、庁舎は1万1,000平米だという話になるんやったら、やっぱり基本構想と違うことをやろうとしているんじゃないんですかと。基本構想というのは生きているのか、死んでいるのか、その点をまず1点、明確にしていただきたい。  建てかえるとしたら、この庁舎を仮庁舎で生かしたまま、裏に建物を建てて、打って返しで建物を取り壊していくような。新しい建物ができてからこの本庁を取り壊すイメージなのか、それとも、これを完全に更地にして丸ごと建て直すようなイメージを持っているのか、そこも明確にしていただきたい。ここが2点目ですね。  さっきの話に戻りますが、1,100坪のほうに庁舎の大部分を持っていかんとあかんという話の中で、当初出ていた計画がそういう計画でしたから、それをやめた理由というのが、例えば、大部分の面積の3分の2が向こうへ行くんやったら市役所としての住所地の変更になるから、特別多数議決3分の2を必要とするような条例変更になるんですかと。議会のほうでそれがとれへん見込みやから、本庁舎の建てかえをここでやる、本庁舎は動かずと、そういう結論を持ってはるんですかというふうに質問をしたこともございますね。それに対する明確な答弁はまだいただいていないです。予算委員会の中でも、「じゃ、本庁舎って何ですか」という質問は出ていたと思いますが、それに対する答えは出ていなかったと思います。  住所地さえ変更を避けたら、極端な話、プレハブが1戸建っていて、そこに「本庁舎」という木札が立っていて、1人誰か守りについていて、残りの99%が別の場所に行っても条例変更さえしなかったらそれでも通るのかといったら、それはさすがにないでしょうと。面積をある程度動かす、あるいは本庁舎の機能を動かすというときに住所地の変更、特別多数議決というのは必要になるんじゃないかなと思っているんですが、それについての考え方がいまだに市から示されていない。  いわゆる執行機関としての市長さんの権限、あるいは議会の権限というものを考えたときに、奈良県広域消防組合みたいなのは、消防本部は雲梯の運動公園近くに存在するかと思いますが、組合議会を別の場所で開催していたりするわけですね。議会がないと本庁舎じゃないのかといったら、別にそんなこともないかもしれない。そのあたりを踏まえて、まず、出させていただいた質問に順次お答えください。 4: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 5: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。5番、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  まず1点目、平成22年12月に策定をされました橿原市新庁舎基本構想の、それ以降の取り扱いとしてのご質問だったかと記憶しております。  今申し上げたように、新庁舎基本構想を策定いたしました平成22年の12月時点においては、新分庁舎の構想はございませんでした。現時点での本庁舎における方針といたしましては、もともとつくらせていただきました当該基本構想を基本的には踏襲させていただきたいという考えでございます。  昨日、一般質問でも質問いただきましたけれども、基本構想における庁舎の目指すべき姿として6点挙げさせていただいており、その6点の基本理念につきましては、現時点においても考え方は同じものであるというふうに認識いたしております。  それから、続いて、建てかえの方法のことをお尋ねでございました。  建てかえにつきましても、庁舎の整備の基本構想を基本としておりますけれども、その面積とかについてもお述べでございましたので、その点についてお答えさせていただきたいと思います。  当時、基本構想においては、橿原市における適切な庁舎面積・規模として、約1万7,000平米と記載しております。また、必要駐車場面積については4,000平米、車の台数にして160台という記載がございます。それから、建設候補地の面積として、現庁舎の敷地が7,200平方メートルという案と、それから、現庁舎の敷地の敷地拡大案というものがございます。(「ちょっと、敷地の話をしていない。建物の面積だけで言ってもらえますか、話がややこしくなるから。こっちは建物の面積の話しかしていません」と奥田寛君呼ぶ)  延べ床面積ということでよろしいでしょうか。(「はい」と奥田寛君呼ぶ)  これは、平成25年の特別委員会のときに、もともとつくらせていただきました基本構想と、その時点における計画の案ということで配付させていただいた資料がございます。そのときに、基本構想では、先ほど述べましたように1万7,000平方メートルというのが平成22年12月の新庁舎の基本構想でございます。そのときにお渡しさせていただいている資料でいいますと、庁舎規模として、本庁舎については1万2,500平米という資料をご提供させていただいております。庁舎の規模を申し上げますと、おおむね本庁舎に入ってくる職員の数が340人ぐらいになりますので、それを、当時の基本構想に基づいた、総務省基準に基づいた算出をいたしますと、おおむね1万平米になります。その1万平米というのは、あくまで執務室であるとか会議室、倉庫、あるいは議会の関係といった積み上げの数字になりますので、そちらに市民の交流のスペースであるとか防災機能のスペースなどを加味いたしますと、現在においても、やはり1万2,500平米は必要になってくるのではないかと考えております。  それから、建てかえの方法につきましては、今、庁舎南側の民有地のほうの取得に努めておるわけでございますが、そこの敷地がおおむね1,100平方メートルほどございます。それから、南都銀行の東側の……。(「敷地の話はいいと言っている」と奥田寛君呼ぶ)  いいですか。その辺を加えていって、建てかえについては、そういうところを取得することができますと、現庁舎をそのまま置いておいた形で新しい庁舎を南側に建設していって、建設し終わった段階で現庁舎を取り壊ししていくという考え方が今のところベターではないかと考えております。  以上でございます。 6: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 7: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのお尋ねにご回答申し上げたいと思います。  本庁舎の位置づけはどうなっているのかというご趣旨かと思います。市役所の位置の定義についてお答えしたいと思います。  議員お尋ねの件につきましては、地方自治法第4条に規定がございます。まず第1項に、「地方公共団体は、その事務所の位置を定め又はこれを変更しようとするときは、条例でこれを定めなければならない」ということになっております。この条例につきましては、「橿原市役所の位置に関する条例」というのが現在ございますので、橿原市八木町1丁目510番地、住居表示にいたしますと1丁目1-18、この場所が市役所の位置ということになってございます。  第2項では、「事務所の位置を定め又はこれを変更するに当つては、住民の利用に最も便利であるように、交通の事情、他の官公署との関係等について適当な考慮を払わなければならない」と。そして、最後に第3項では、「第一項の条例を制定し又は改廃しようとするときは、当該地方公共団体の議会において出席議員の三分の二以上の者の同意がなければならない」という規定になってございます。  これをどう解釈しているのかというお尋ねかと思います。ここでいうところの事務所におきましては、地方公共団体の主たる事務所を当然指すわけです。同法第155条に条例事項となっております支所や出張所とは当然異なります。本来的には、地方公共団体の意思を決定・表示する権限を持つ行政法学上の行政庁としての性格を有するもの、つまり、市長がいる場所、及び議決機関である議会、その両方の機能がある場所が事務所の位置、すなわち本庁舎の位置であるべきというふうに考えております。  以上でございます。 8: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 9: ◯5番(奥田 寛君) 消防本部の取り扱い、いわゆる執行機関と議決機関が、必ずしも場所が一緒ではないというところの話を参考に挙げてお答えを求めているんですが、それについてのお返事はないんでしょうか。 10: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 11: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのお尋ねにご回答申し上げます。  先ほど私が答弁いたしました行政法学上の行政庁としての性格を有するもの、市長がおる場所でありますというふうにご回答申し上げております。これが本来の法の解釈上のご回答になります。先ほど私があわせて申し述べました議決機関である議会、これもあわせて必要であるというのは橿原市としての考え方であります。法的には必ずしも議会については本庁舎と同じ場所になければならないということにはなっていないです。  以上でございます。 12: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 13: ◯5番(奥田 寛君) じゃ、法的な要件さえ満たせば特別多数議決は要らんということであれば、さっき申し上げたような1,100坪に庁舎の大部分が行くからといって、市長室さえこちらにあれば、別に3分の2の議決は必要なかったと、そういうふうに解釈しますが、それでよろしいですか。 14: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 15: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  本庁舎の位置につきましては、このまちの成り立ちから始まりまして、この場所に定まってきた。その後、議会でも何度もご議論いただいて、市役所の位置がどこにあるべきなのかということが議論されたと思っております。  1,100坪の新分庁舎の案につきましても、市役所本庁舎はここの場所であるべきという議論が交わされて、本庁舎がこの位置ということが決まっているというふうに我々は解釈しております。今、新たに本庁舎の位置について議論を再度深めるべきやというご趣旨であれば、それに向けての議案の提案なり何なりの方法はあるかと思います。今回の本庁舎の位置についての性質、性格、法的な解釈、市としての考え方は申し述べたとおりです。我々の考えとしては、本庁舎をこの場所から移すということは考えておりません。  以上でございます。 16: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 17: ◯5番(奥田 寛君) 定義を明確にしていただかんと、先ほど、プレハブが1戸建っていて、それに「本庁舎」あるいは「市長室」という木札が1枚かかっていたら、残りの99%が別の場所に行っていても住所地を変える必要はないんですかという、そのことの極端な、むちゃくちゃな質問ですけれども、それに対するお答えをいただいていないことになるんですけどね。 18: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 19: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  議員さんもみずからお述べのように、極端な事例の設問になっているかと思います。一般的には、また常識的にはそのようなことは考えられない。プレハブに1人市長がおられるというようなことは考えられませんので、それについては、あり得ないんじゃないですかというご回答になるかと思います。  以上でございます。 20: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 21: ◯5番(奥田 寛君) あり得ない話で質問して申しわけないんですけれども、今、1万2,500平米建てかえるとおっしゃっているんですかね。ここの場所、打って返しの建てかえをイメージしているとおっしゃいましたね。新しく裏の用地等を購入できた暁に建てるところの面積は1万2,500平米ですか。なるほど。市長室込みで1,000平米ぐらいやったら別に問題ないですの。しっかり答えて。 22: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 23: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのお尋ねにお答えしたいと思います。  議員さんにおかれましては、面積について明確な基準を求められているのかなというふうに考えています。市庁舎、本庁舎というのは最低どれぐらいの面積が必要となっているのかということをお尋ねなのかなとは思うんですが、実際には明確な面積要件というのはないと考えています。先ほども申し上げましたように、意思決定できる機能が本庁舎に求められるというのが平たい言葉でいうところのご回答になるかと思います。当然、意思決定を市長が行うにつきましては一定の我々職員が必要になりますので、それらの職員が勤務するスペースも当然に必要になりますので、明確な必要面積は幾らかという答えはどこにもないと思いますが、当然に一定の面積は必要になるというのがお答えになります。  以上でございます。 24: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 25: ◯5番(奥田 寛君) 明確な数字を出すべきです。市長が意思決定をやるに当たって必要な職員数は、例えば、総務部全体と議会事務局だとか、幾つか要素があるんでしょう。市長さんの手足となり、ほかの方と相談をして決定するという、その最低必要な職員数を出したら、それに計算を掛けたら面積が出るんでしょう。何で答えられない。そこの部分を考えるべきだと。庁舎の本体は何ですかという質問をさんざん繰り返してきたんじゃないですか。この予算委員会だけじゃなくて、何カ月も前から出ている話です。何で答えを用意しないの。答えてください。 26: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 27: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのご質問にお答えしたいと思います。  今回、新分庁舎の計画が進みまして、平成30年2月にはオープンということになります。市民の行政サービスを行う、いわゆる窓口業務課については全て新分庁舎のほうに移っていくと。当然、残りの部門については、この同じ場所で、この本庁舎のほうで我々職員も基本的には執務すると。一部、健康増進課などにつきましては、今のままの場所で行いますが、残りの部分についてはこの場所に集約されるということです。(「答えになっていない。聞いていることに答えて。そんな話は聞いていないやろう、そもそも」と奥田寛君呼ぶ)  人数で申し上げますと、概算ですが、正職員でも300人以上の人間がこちらに集まってくるということになります。  以上でございます。(「以上でございますと違う。聞いていることに答えていない」と奥田寛君呼ぶ)  職員数、市長が意思決定をするに必要な職員の数は何人かというご質問かと思います。(「そうです」と奥田寛君呼ぶ)  それにつきましては、おおむね300人程度の職員になると思います。  以上でございます。 28: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 29: ◯5番(奥田 寛君) 正職員数300人というのは、1万2,500平米をここでやる場合の数字ですか。市長さんが意思決定をやる場合に最低限必要な職員さんの人数を私は伺っているんですが、その数字ですか。1万2,500平米のこっち側でやるに当たっては正職員数は何人必要なんですか。 30: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 31: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。5番、奥田 寛議員さんのお尋ねにお答えします。  先ほど申し上げました300人程度と申しますのは正職員の数でございます。先ほど答弁も違うよということをご指摘いただきましたが、要は、全体の中から新分庁舎に行く以外の人間については当然必要な職員です。一部来られない職員を除いた正職員がおおむね300人、あと、再任用の職員、非常勤の職員さんがおられますので、トータルでは約370人程度の人間が本庁舎には必要な数というふうに考えております。  以上でございます。 32: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 33: ◯5番(奥田 寛君) 今の答弁だと、やっぱりあれですね、1万2,500平米をここで建てるに当たっての必要な職員数が370人とおっしゃっているんですね。それは最低限の数字じゃないじゃないですか。市職員さんは、市長の意思決定を完成させるための最低の人数が何人ですかと聞いている。それは何人なんですか。今ここに1万2,500平米建てようとしている、それの職員さんの数が370人というんでしょう。市長が意思決定をやるために必要な最低人数は何人なんですか。同じことを何遍も言わせないでください。 34: ◯議長細川佳秀君) 政策審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 35: ◯政策審議監(西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。  今、奥田議員から何度も質問が出ております。そして、今、本当に必要な最低の人数は何人なんだということをお尋ねだと思っております。ただ、先ほど心得が答えておりますとおり、今、我々がここで想定しておる市長の意思決定に必要な最低の数というのは、実際、我々の部で申しますと、総務部、当然、総合政策部、生活安全部、魅力創造部、まちづくり部、それプラス、今、新たに、教育委員会がございますので、教育委員会。教育長以下、今、離れておりますけれども、総合教育会議等もやっておるということで、やっぱり同じ庁舎にあるほうがいいというのは当然のことだと思っております。そして、今、手足となって働く最低の意思決定といいますのは、先ほど申しておりますとおり、それプラス行政機関がございます。選管、監査、農業委員会、そして議会もあるということで、これらを加えますと、先ほど述べておりますとおり合計で360人ぐらい。今ほとんどおる人数に当たりますけれども、大体そういう数がやっぱり必要であると。それでないと、市長が意思決定を下して行政を進めることができない。これは当たり前のことだと思っております。最低限何人なんだということで奥田議員はこだわっておられますけど、総務部だけおったらいいのかということは絶対ないということでございます。  以上でございます。(「ほかの部は要らんのか」と呼ぶ者あり) 36: ◯議長細川佳秀君) ご静粛に。  奥田 寛君。 37: ◯5番(奥田 寛君) 明確に矛盾するんですよ。1,100坪に1万1,000平米とか1万2,000平米を動かす話をしていたときに、職員さんの数は、非常に大きな数が向こうに行くわけです。こっちは6,000平米とか7,000平米しか残らんという話です。それで計算した場合に、特別多数議決が必要ですなんていう話は聞いていない。だから、当時の計画では市役所はこちらで、住所地もこちらで、市長さんもこちらにいるけれども、370人じゃなくて、庁舎の職員さんの3分の2は向こうに行って、3分の1しかこっちに残らんような数字でも住所地変更は必要ないというイメージだったわけでしょうが。それが今、逆転するんでしょう。3分の1が向こうで、3分の2がこっちやと。3分の2あるこっちのほうが市長さんの職員、周りを全部やる人たちなんやと。だから条例の変更はないんだと。明らかに矛盾しているじゃないですか。何でその矛盾に気づかないの。だから、3分の2じゃないはずなんですよ。職員さんの数で言ったら370人じゃないはずなんですよ。もう1回お答えください。 38: ◯議長細川佳秀君) 政策審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 39: ◯政策審議監(西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。奥田 寛議員のご質問にお答えいたします。  先ほど申し上げたことにつきましては私も覚えております。平成25年のときであったと思っておりますけれども、まず、当初、ホテルと中核施設、分庁舎を建てるに際して、もし、できるならば、本庁機能が全て行くことも可能ですよという話はいたしました。ただ、そのときに、やはり基本構想があるじゃないかと。それをないがしろにするのかということもあったと思っております。また、先ほど述べておりますとおり、25年の11月の特別委員会等もありました。その中で、やっぱり本庁舎は現在の位置で建てかえするということに、これはそのときに決まったということと思っております。それは、新しい議員さんはご存じございませんけれども、今おられるほかの議員さんはみんな知っておられると思います。私、そのときに一部謝りもし、本庁はここでやらせていただくということをお述べしたとおりでございます。確かにそのときに人数ということを正確に申したつもりはございませんけれども、今、我々が、先ほど申しておりますように、本庁はここであるということで、やはり、市長の意思決定機関、そしてまた、議会があるということでありますと、先ほど述べておりますとおり、部としましても、先ほど私が言いましたけど、総務部、総合政策部以下、そういう部が必要であるということで、その人数におきましては、今、初めて言いますけれども、約360人、370人程度になるということでございますので、前回お示ししている数字と変わっておるというつもりはございません。あのときに、何人行くとか言ったつもりはございません。  ただ、そのときに、実際、今度、分庁へ何人行くんだということでありますと、それは、新分庁舎、先ほど心得が申しましたけれども、12課全て行くということと、やっぱり、非常勤職員さん、正職、合わせて約280から300人程度の方が新しい分庁舎へ行かれるということでございます。そして、今、我々の集計いたしますところによりますと、ここの本庁に残るのが、先ほど述べております370人程度と。残りは何なんだということでございますけど、それは、当然、保育所等がございます。また、そういうほかの部署の職員を合わせますとその数になるということでございますので、我々としましては、今の数字、間違いないということでございます。  以上でございます。 40: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 41: ◯5番(奥田 寛君) だから、1,100坪に1万1,000、1万2,000平米持っていって、こちらが耐震でも済むぐらい、6,000、7,000平米しか残っていなくて、そのときに想定された本庁に残る人数も360人、370人で、今、1万2,000平米建てかえようとしておる、その1万2,000平米に残る人も360、370人やと、今、そうおっしゃっておるわけですね。間違いないですか。 42: ◯議長細川佳秀君) 政策審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 43: ◯政策審議監(西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。奥田 寛議員さんの質問にお答えいたします。  先ほど申しておるとおり、今、ここに残る人数は360人。先ほど申しましたように、新分庁舎へ行く数字といいますのは、今、カウントし直したところ、この数としましては、きちっと先ほどお述べしましたとおり、280から約300名ということでございます。  以上でございます。(「いや、前の計画との比較を聞いてんのやんか」と奥田寛君呼ぶ)  前の計画のときに人数を言った記憶はございません。(「だから、前のときは何ぼを想定していたの」と奥田寛君呼ぶ)  何人ということは言っていないんですけれども。今、我々が、先ほどお述べしているとり、もしあの時点で、1万2,000平米と申しましたよね。そのときに何人行くのかということを想定いたしますと、やはり、今述べた360人プラス何がしかの数字ということになります、それはね。そういう数を……。(「その何がしかを聞いている」と奥田寛君呼ぶ)  その数字は、私、あのときも、多分、正職の数しか言っておりませんけれども、それプラス、先ほど述べておりますとおり、再任用、非常勤職員がおるということでございます。これは、議会答弁させていただいているように、相当の数がおられると。約500人程度おられる中で、実際、どれだけの人数が行くということは精査しておりませんけれども、我々が今の時点で考えている数字でいいますと、80人から100人はプラスになるということだと思っております。(「そのとき、本庁に残る見込みやった数は」と奥田寛君呼ぶ)
     差し引きしてもらったらわかりますよね。  以上でございます。 44: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 45: ◯5番(奥田 寛君) 差し引きしてもらったらわかるという表現でこっちに押しつけられて、自分で言うのはむしろ釈然としないんですが。じゃ、360、370人というところから80人を引いて、280人ぐらいいたら市長さんの周りの執行機関としての最低限の決断力が保たれると、そういうお答えをいただいたという認識でよいのですか。 46: ◯議長細川佳秀君) 政策審議監。             (説明員 西田喜一郎君 登壇) 47: ◯政策審議監(西田喜一郎君) 政策審議監の西田でございます。  今、差し引きで280人ということをお述べでございました。確かに、その数字に当たる数を申しますと、まず、教育委員会がございますけれども……。(「そんな内訳は聞いていないです。数字だけで、マルかバツかで」と奥田寛君呼ぶ)  あなたのおっしゃる280人かもしれませんけれども、我々は、先ほど、今、精査しました数でいいますと、正職プラス再任用、非常勤を合わせれば、ここの本庁に残る、市長の執行機関として、市長を助けるためには、360人おればいいということでございます。  以上でございます。(「正職員ベースで言わなあかんやん」と奥田寛君呼ぶ)  正職ベース。(「当然じゃないですか。話を紛らわしくせんといて」と奥田寛君呼ぶ)  正職ベースで申しますと、約310名程度でございます。 48: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 49: ◯5番(奥田 寛君) ほかの質問をやる時間がなくなってしまうので、次に行かせていただきます。  昨日、ほかの議員さんの質問の最後の部分に、新駅ありきなのかどうかという表現が出てまいりました。いわゆる新駅をつくるということも、八木北の立駐を潰すということも素案にすぎないと。決定事項ではないと。同格に扱ってはるわけですかね。それでよろしいですか。 50: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 51: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。5番、奥田 寛議員のご質問にお答えいたします。  医大新駅と八木駅北の立体駐車場が同格の取り扱いかというご質問でございました。  新駅につきましては、かねてより申し上げているように、奈良県と同時に、橿原市としても設置していきたいという方向で進めたいということは述べさせていただいたとおりかと思います。  八木駅北側の立体駐車場につきましては、これからいろんな議論を展開する必要がございます。以前に構想として示させていただきました取り壊しといったことについては、今の段階では、皆様方との検討を重ねることによって、取り壊しではなく、いろんな考え方で進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 52: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 53: ◯5番(奥田 寛君) あくまでも案としてですが、新駅のほうは、むしろ県さんともある程度意気投合する中で頑張りたい。八木北については必ずしもそうではない。そういう話なんですかね。  新駅を確定させるということは、事実上、八木西口駅がなくなるということとイコールなんじゃないかなと地元の住民さんは心配してはります。議会で八木西口駅がなくなるかどうかとか、新駅をつくるかどうかということを議論するとしても、それは、我々は新駅についての議論をしているのであって、西口駅の議論をしていませんという話はなかなか通らないですよ。住民さんにとっては二者択一だと。近鉄さんが言っている以上、近鉄さんが新駅の設置を認めたら、その瞬間、西口駅は将来なくなるということまで近鉄さんは含んでいるんだろうなというふうに理解をしはるわけですよ。そこの部分、我々は新駅と西口駅が何年か併存する可能性もあると思っているかもしれませんが、住民さんはそういうふうには思ってはりません。一遍そこの部分をちゃんと住民さんに対してご説明申し上げに行かないといけないと思いますね。  この間も新聞記事に出ていましたけれども、普通に考えたら、新駅を1個つくるのも、西口駅を潰すのも、看板のかけかえを、近畿圏内中の駅の看板、駅名の変更の看板なり、そういう作業をやる、あるいは電算システムをいじるということは、同じ金額がかかるでしょうから、同時にやるのが値段が安くて済むという話になるでしょうけれども、万が一、両駅が存続する形が何年か続くのであれば、その経費は2倍になってくるわけですよね。その金額が、昔の目安で言えば1億円だとか3億円だとかいろんな数字を聞いた記憶がありますけれども、それの2倍掛けるのかどうかという部分からして、住民さんは「普通に考えたら、2倍掛けないんじゃないの。新駅ができたら、同時に八木西口駅も潰して、各近畿地方の駅の看板は全部かけかえるというのが普通なんじゃないの」と思ってはるわけですよ。その疑問に対して、まず、住民説明会を開催する意思があるかどうか。今、とりあえずお答えいただける範囲でお答えをください。  西口駅を潰すという話がないということを言ったとしても、実際に新駅の着工に入って、その1、2年の間に八木西口駅が潰れるかどうかを考えて判断しますみたいな話は、普通は住民さんは理解しないです。新駅の着工に入った瞬間、あるいは新駅のための発掘に入った瞬間に、やっぱり新駅はなくなって、新駅ができたら西口駅は潰れるということを市長と県知事と近畿日本鉄道のトップだけが決めて、住民に教えてもらわれへんのじゃないのかなという疑惑、疑念が残ってしまう。そうじゃないんですよと。発掘をやっていたとしても、新駅ができたとしても、西口駅がなくなるということをトップが裏で同意しているとか、そういうことはありませんと、はっきり明言していただけないですか。 54: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 55: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。5番、奥田 寛議員の質問にお答えいたします。  八木西口駅に対しての地元の説明のことをお述べでございました。  かねてより申し上げているとおり、確かに、議員お述べのとおり、近鉄さんのご意向というのは、「新駅を設置する場合には、八木西口駅を移設してください」ということを示されておるのは事実でございます。橿原市といたしましては、八木西口駅を移設するという考えではなくて、近鉄さんには、あくまで医大前に新しい駅を設置するという考えを申し述べております。そういったことから、新駅の設置に対してのいろんな考え方があろうかと思いますが、費用負担の問題ももちろんしかりでございます。そういった問題を解決せずして新しい駅を設置することというのはなかなか難しいというのは我々も認識いたしております。このような状況から、地元の方に八木西口駅の取り扱いについての説明というのは、現時点においてはできないものと考えております。  しかしながら、新駅を設置する場合、必ずしも八木西口駅がイコールで廃止になるのかということをおっしゃっておりますけれども、我々はそうではないというように認識いたしております。  今後とも、奈良県、市、そして近鉄の3者が共有できるようなプラン、ある一定の意思決定ができた段階において、適切な時期を算定した上で地元への説明を行っていきたいというふうには思っております。  以上でございます。 56: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。 57: ◯5番(奥田 寛君) 住民さんへの説明をしなかったら、結局、反対運動を起こすなり何なりというアクションも上がってこないでしょう。結局のところ、裏々で話を進めているんじゃないよと言ってもらいたいと言っているんですが、そこの部分ですよ。裏々で話を進めるんじゃなくて、もしも潰すとなったら、ちゃんと正面切って説明してから潰すと言ってもらわんと困るんです。「潰さないから説明会もしないんですね」ということに対して、「そうです」とちゃんと明言してもらわんと困ります。 58: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 59: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、奥田議員の質問にお答えいたします。  地元への説明というのは今後行っていくことがいずれやってくるのは間違いないと思っております。八木西口駅を現時点においてどういうふうにしていくのか。市としては、近鉄さんへ要望として、残していただきたいという旨をかねてよりずっと申し上げておりますので、そのことについては、決まっていないというのが現状です。したがいまして、地元へ説明するのは、そのことが、近鉄への意向が、橿原市としての考え方が通った場合にはそれなりの説明もできるでしょうし、それが仮に通らなかったとして、新駅を設置するのかどうかについては、これはあくまで橿原市としても、奈良県としても、設置する方向というのは違いがございません。したがいまして、地元への説明会は、いずれ適切な時期に説明するということしか申し上げられませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 60: ◯議長細川佳秀君) 部長、裏でそういう話はありませんかという話やから。 61: ◯総合政策部長福西克行君) つけ加えて申し上げますと、近鉄さんとの交渉については今申し上げたとおりでございますので、決して内々で交渉しているといった内容ではございません。  以上でございます。 62: ◯議長細川佳秀君) 奥田 寛君。あと5分です。 63: ◯5番(奥田 寛君) いずれしかるべきときに説明会という表現でしたが、少なくとも新駅に係る調査発掘が始まるまでには住民さんに対して説明をする必要があろうかと思います。その点をまずお答えください。  駅の存廃に係る目安の人数を答えてください。乗降客数がどれぐらいまで減ったら駅の廃止というものが具体的に浮かび上がってくるのか。  今、この橿原市が進めている事業というのは、八木西口駅という5,000人からの乗降客がいてる駅から、八木駅にかなりの人数を振り分け、新駅にかなりの人数を振り分けという形で、八木西口駅の乗降客が減っていく施策を積極的にやっているように住民さんの目からは見えているわけです。大和八木駅の西側に出口をつけたいという話がしかり、そして、1,100坪という大和八木駅から近い場所に市民からの窓口をたくさん持っていって、西口でおりなくても八木駅でおりられますよ、市役所が近いですよという話をしていくのがしかり、新駅ができたら病院前でおりてくる人も多くなるでしょうねというところの話がしかり、一般市民は、八木西口駅を潰す準備として、乗降客を減らす施策を市がやっておるような印象を受けておるわけですよ。そうじゃないんだというのやったら、この本庁舎の建てかえで八木西口駅の乗降客は何人担保されて、人数は何人を上回るから八木西口駅は潰れませんと、明確な数字を出して、見込みを出していただかないといけない。お答えください。 64: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 65: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、奥田議員の質問にお答えいたします。  まず1点目、医大前新駅を設置しようとしている付近のところの発掘の調査のことをお尋ねでございます。  当該調査につきましては、奈良県が医大のグラウンドあるいは東側にあります駐車場で発掘調査を計画されております。(「いつ始めるんですか」と奥田寛君呼ぶ)  調査の時期につきましては、29年度の実施という計画で聞いております。  当該計画については何のために行うのかという点でございますけれども、おおむね、駅の西側のグラウンド付近のところにつきましては、昭和50年代初めだったと記憶していますが、その数字は定かではございませんが、四条遺跡と呼ばれております現状保存の遺構が発掘されております。非常に重要な遺構だというところで、将来、グラウンドあるいは駐車場については、駅前空間の利用として考えるのか、あるいは、そちらのほうを活用してどういった導入機能ができるのか、いずれにしても土地利用を考えていく必要がございますので、発掘調査につきましては、駅が来る来ないにかかわらず、医大のまちづくりにとって必要な作業ということで、奈良県のほうで進められるという予定でございます。  それから、八木西口駅の存廃ラインというか、存続ラインということで……。(「いや、その前に、説明会をやるタイミングとして、じゃ、いつまでにやってくれるんですか。新駅着工までにやってくれるんですか。発掘の段階ではしないみたいな言い方ですやんか」と奥田寛君呼ぶ)  地元の説明会は、現時点においては発掘の段階で、新駅を設置するからするという発掘ではありませんので、地元説明会はまず行いません。それは、八木西口駅の地元の説明会ということでご理解しておいてよろしいんですか。(「両方。そんなん、新駅周りの説明会かて、八木西口近辺の人が行ったらあかんことないでしょう」と奥田寛君呼ぶ) 66: ◯議長細川佳秀君) 答弁をしっかり。 67: ◯総合政策部長福西克行君) 八木西口駅には関係ございませんが、医大前の新駅の発掘の調査については、新駅を設置するから発掘調査を行っているわけではございませんので、当然、地元の説明会はございません。  それから、駅の存続のことのライン、乗降客数がどれぐらいで、どういった取り扱いになるのかといった質問でございますが、今まで奈良県さん、そして近鉄、橿原市の3者協議において、近鉄さんから、乗降客数が何千人以上であれば駅を存続しますといった回答を得ることはできておりません。ただ、駅を存続する、廃止するといった基準ではございませんが、近鉄の駅の乗降客数が3,000人未満の駅を対象として、駅員さんを部分的に、もしくは完全に無人化するといった基準を近鉄さんは持っておられるようでございます。それが1つの目安になるのではないかと考えております。  八木西口駅の乗降客数の増減についてでございますが、確かに、せんだっても述べさせてもらいましたけれども、近鉄八木駅の西の出口の可能性も含めた調査を行うということを申し上げておりますが、そのことがもし仮に実現したりすると、当然、八木西口駅への影響はあるかもわかりませんが、市としましては、あくまで、今、八木駅の西側にお住まいの方々の駅へのアクセスの向上を目指した取り組みでございます。その辺のことはご理解賜りますようよろしくお願いいたします。  以上です。(「いつまでに説明会をやってくれるのか答えてもらっていない」と奥田寛君呼ぶ) 68: ◯議長細川佳秀君) 説明会のめど。時期。(「新駅着工までにやってもらわんと困ると言っています」と奥田寛君呼ぶ) 69: ◯総合政策部長福西克行君) 引き続きお答えいたします。  地元への説明会、もし仮に新駅を設置することが具体化してきたら、その計画の段階で、当然、地元への説明会は行っていくべきということは考えております。  以上です。 70: ◯議長細川佳秀君) よろしいですか。 71: ◯5番(奥田 寛君) もう時間は回っていますか。 72: ◯議長細川佳秀君) 最後。 73: ◯5番(奥田 寛君) 大分と姿が見えてきましたが、ちゃんと住民さんと話をする中で、本庁舎はどこに置いて、西口駅はどうなっていくのか、こういうことを、住民さんは「市長と議会だけで駅の存廃というものを勝手に決めてもらったら困る」という表現を使っておられました。「地元にまず真っ先に説明しに来てよ」と。いわゆる地元への説明というのには、当然、私は、市長も議員もなるべくたくさん出ていって、住民さんと一緒に話をするべきだと思っていますが、一番やっぱりしんどいのは、近鉄は移設だと主張している。新駅ができたら西口駅はなくなると主張している。地元の皆さんは、八木西口駅は絶対残してくれと主張される。市役所は間に立って苦しむ必要はないと思うんですよ。真っ正面からきちんと両者の言い分を聞く、両方の話をきちんとお互いに議論する。そういう住民さんを巻き込んだ勉強会をやらんと、この話は筋道が見えてこないと思うんですよ。  そういう部分を最大の要望とさせていただきまして、最終的には住民投票なり何なり、そういう仕組みも使いながら、住民さんが意思決定にかかわる制度が必要であると申し上げて、終わりにさせていただきます。  ありがとうございました。             (5番 奥田 寛君 自席へ戻る) 74: ◯議長細川佳秀君) それでは、次に、19番、原山大亮君の質問を許可いたします。原山君、登壇願います。              (19番 原山大亮君 登壇) 75: ◯19番(原山大亮君) 19番、日本維新の会、原山大亮でございます。議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。  その前に、2月の選挙戦で日本維新の会として初の議席をいただきました。選挙戦でも訴えさせていただきましたが、市民目線に立って、是々非々の立場で頑張ってまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  1、小・中学校のクーラー設置について。  1番目の竹森議員の質問で方向性は聞いておりますが、初めての質問でございますので、クーラー設置の状況はどうなっているのか、また、夏季に平均気温が大幅に上昇している昨今、夏休みは別としても、6月から7月、9月の酷暑時期に扇風機しかない状況で大丈夫なのか。現状、どのような対策、対処、工夫を行っているのか、答弁してください。  2、人口減少対策について。  国立社会保障・人口問題研究所の研究では、23年後には本市人口の37%が65歳以上になると試算されております。高齢社会に向けて何か市として手を打っているのでしょうか。お答えください。  3、ふるさと納税について。  本市のふるさと納税のこれまでの取り組みと結果、現状についてお教えください。  以上、1回目の質問を終わります。 76: ◯議長細川佳秀君) 教育総務部長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 77: ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 教育総務部長の辻岡でございます。19番、原山議員の質問にお答えいたします。  クーラーの設置状況、現状、対策、対応といった質問だったかと思います。  現在、小・中学校では図書室、保健室、職員室、校長室、音楽室、コンピューター室に、幼稚園では職員室、園長室にエアコンを設置いたしております。また、暑さ対策として、小・中学校全ての普通教室、特別支援学級教室、また幼稚園の保育室には、平成23年度から24年度にかけて扇風機を設置いたしております。さらに、平成26年度に幼稚園、平成27年度には小学校にミストシャワーを設置いたしております。また、毎年、よしずや、すだれ、グリーンカーテンの実施、また、日常は小まめな換気や水分補給、そして、図書室やコンピューター室などエアコンの入っている部屋の活用等、各校いろいろと暑さ対策には取り組んでおります。  以上でございます。 78: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 79: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。19番、原山議員のご質問にお答えいたします。  高齢社会に向けて何か手を打っているのかといった内容のご質問でございました。  我が国の人口は、2008年(平成20年)から減少に転じ、少子高齢化の進行が懸念されております。議員お述べのとおり、国立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、23年後の2040年の本市の65歳以上の老年人口につきましては37%となっております。本市におきましては、昨年3月に「橿原市人口ビジョン」を公表しておりますが、本市独自の推計によりますと、2040年における65歳以上の老年人口は34%となっております。特に高齢社会が進行するということは、病気やけがのリスクが増え、医師や看護師が今まで以上に不足することや、介護費用が増加することなど、さまざまな問題が起こってまいります。  議員ご指摘の高齢社会に向けた対策といたしましては、先ほどお述べしました「橿原市人口ビジョン」、また、同時期に公表させていただいております「橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げております「安心して便利に暮らせるまちをつくる」という基本目標の中に、「安心して暮らし続けることができるまちづくり」といった内容や「『医学』を基礎としたまちづくり」という基本的な方向を定めさせていただいております。  その具体的な施策といたしましては、地域包括ケアシステムの推進や、地域を支える仕組みづくり、また、包括協定を締結しております奈良県立医科大学との連携を念頭に置いた病院サテライトの整備支援、また、地域コミュニティの強化支援を進めることとしております。  このほかにも、医療機関や市民団体など多様な主体とも連携しながら、健康づくりや健康管理につながるような講座を開催することや、軽スポーツを楽しんでいただけるようなイベントの開催など、健康寿命の延伸につながるような取り組みや支援を進めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。
    80: ◯議長細川佳秀君) 総務部長心得。              (説明員 中西孝和君 登壇) 81: ◯総務部長心得中西孝和君) 総務部長心得の中西でございます。19番、原山議員さんのふるさと納税のこれまでの取り組みと結果、現状についてお答えさせていただきたいと思います。  ふるさと納税の制度については、議員もよくご存じのことかと思いますので割愛させていただきますが、個人住民税を納めた方が、自分の選んだ自治体に寄附ができる、税制面の優遇措置もあるという制度でございます。本市、橿原市におきましても、国の動きに合わせまして、「誇れる郷土・かしはら応援寄附金」としてこれに対応してきたところです。  そもそも、国の税の再配分という観点から、国の想定としては、選ばれる自治体というのは、その方の出身地でありますとか、緑の豊かな地域でありますとか、そういうところに寄附が集まるという想定がなされていたものとは想定いたします。ただ、実際には多くの方が魅力的な返礼品を求めて寄附をされているのが現状です。  このような中で、本市といたしましては、ふるさと納税の制度創設から一貫して、総務省の指針に従い、返礼品は華美にならないよう、そのような範囲で取り組みをしてきたところでございます。  その間、国におきましても、いろいろな制度改正が図られました。確定申告が免除されるワンストップサービスや控除範囲の拡大などの改正がなされてきたところです。本市といたしましても、各種イベント時のPRチラシの配布、ホームページの改修、広報「かしはら」での呼びかけ、返礼品メニューの改善など、いろいろ取り組みを進めてきたところではございますが、なかなか成果としては厳しい状況です。昨年度、27年度では7件、21万5,000円、今年度はまだ途中ですが、21件、55万4,000円という規模におさまってございます。  以上でございます。 82: ◯議長細川佳秀君) 原山君。           (19番 原山大亮君 質問者席に移動) 83: ◯19番(原山大亮君) 1番、小・中学校のクーラー設置についての質問の続きなんですが、公共施設で今やクーラーがない施設というのは存在しないと思うのですが、子どもたちだけに過酷な環境に耐えさせるということでいいんでしょうか。また、熱中症などの発症の報告はされていないでしょうか。 84: ◯議長細川佳秀君) 教育総務部長。              (説明員 辻岡章裕君 登壇) 85: ◯教育総務部長(辻岡章裕君) 教育総務部長の辻岡でございます。19番、原山議員の質問にお答えいたします。  学校、幼稚園におきます室温の調査については、26年度、27年度に実施いたしております。  平成21年4月から施行されました文部科学省が定めた学校環境衛生基準におきまして、教室等における温度としては10度以上30度以下であることが望ましいとされておりますけれども、本市において測定した結果といたしましては、この基準を超える教室も存在しているというのが現状でございます。  教職員は、児童生徒の体調管理には十分注意を払って授業をしておりまして、学校において今年度に熱中症の報告を受けたケースは数件ございますが、ほとんどが野外でのクラブ活動での症状であり、授業中に教室で発症したという報告はございませんでしたが、今後も、日常の水分補給など、児童生徒の体調管理には十分注意を払ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 86: ◯議長細川佳秀君) 原山君。 87: ◯19番(原山大亮君) 私学では、ほぼ全ての教室にクーラーを備えつけ、夏休みも10日ぐらいしかないという感じで学業をさせておりますが、ますます公立校との格差が出るのではないでしょうか。クーラーの設置にぜひとも前向きに取り組んでいただきたいです。 88: ◯議長細川佳秀君) 教育長。              (教育長 吉本重男君 登壇) 89: ◯教育長(吉本重男君) 教育長でございます。19番、原山議員の質問にお答えいたします。  私学にはそれぞれ重要な使命があると思います。私の考えを述べさせていただきます。  より快適な学習環境を確保するという視点からは、議員のおっしゃることに全く同感でございます。  一方、今、子どもの体力低下が深刻な状況にもなってきております。幼少期に体を動かす、あるいはスポーツをする、この体験が生涯にわたる体力づくり、健康づくりの基礎になっていることは明らかでございます。したがって、今後は快適な学習環境の確保、それと、子どもの体力向上をどういうふうにしていくかというバランスを見ながら進めてまいりたいと思います。  子どもたちは、基本的には普通教室で過ごしておりますが、クーラーのきいた部屋もございますので、クールダウンのできる部屋の確保に今後とも努めてまいって、子どもたちの成長のバランスにより一層取り組んでまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 90: ◯議長細川佳秀君) 原山君。 91: ◯19番(原山大亮君) ますます暑くなるのはもちろんのことなのですが、昔の、10年前、20年前の平均気温を見てもらったらわかる話なんですけど、実際に子どもたち、そして親御さんから、「夏場の学校生活がつらい」という声も僕のところに届いております。予算面のことであるとか、教育長がおっしゃられた体力面のことであるとか、多々課題はあるとは思うのですが、実際に夏場に教室の中で勉強している子どもたちの立場に立っていただいて、ぜひとも前向きに設置に向けて検討していただくように要望して、この質問を終わります。  続きまして、人口減少対策についての質問の続きでございます。  当然ながら、出るを減らし、入るを増やしていくことが肝要だとは思いますが、本市に移り住みたくなるような取り組みを何かしているのでしょうか。例えば大阪市では、所得制限つきではございますが、通塾に対して助成金を出したりもしております。橿原市においてどのようなことをなされているのでしょうか。お答えください。 92: ◯議長細川佳秀君) 総合政策部長。              (説明員 福西克行君 登壇) 93: ◯総合政策部長福西克行君) 総合政策部長の福西でございます。引き続き、19番、原山議員のご質問にお答えいたします。  全国どこの市町村も同じこととなっておりますが、人口減少にまず歯どめをかけるためには、定住人口を増やす取り組みが必要ではないかと考えます。  その取り組みにつながります計画といたしまして、先ほども述べさせていただきましたが、「橿原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定させていただいております。総合戦略に掲げております4つの基本目標の1つに、「新たな人の流れや交流を増やす取り組み」として位置づけをさせていただいております。橿原市への移住を促進するために、「移住者の住まい確保に向け関係機関とも連携し、各地域の特性に応じた情報発信を図ること」「歴史的町並みの残る地域について、景観の保全とともに魅力ある利活用を計画し、まちの活性化を図ること」「『橿原市版CCRC(生涯活躍のまち)』構想を策定し、都市圏からのアクティブシニアを中心とした人口の環流による移住者の増加を目指すこと」などを基本的方向として取り組んでまいりたいと考えております。  中でも、「橿原市版CCRC」構想の実現に向け、平成27年度には地域住民生活等緊急支援交付金、これは別名でいいますと地方創生先行型交付金と申し上げますが、それを活用して基礎調査を行わせていただいております。その結果、CCRC事業を展開できる可能性があるということも確認させていただいております。また、平成28年度におきましては、地方創生加速化交付金を活用させていただき、CCRC構想の実現化に向けた可能性の調査を行い、現在、取りまとめを行っているところでございます。  本市が取り組もうとしておりますCCRC構想は、一般的に述べられておるアクティブシニアの方々だけを対象としているわけではございません。若者世代もあわせて呼び込むこととしており、そうすることで世代を超えた新たなコミュニティが形成され、子育てや就労、社会活動がより活発となり、地域が活性化され、持続的なまちを形成することができるものと考えております。  CCRC構想を実現するための調査の一環として、橿原市の知名度や印象などをアンケート調査、これはインターネットなどを活用したウエブ調査のことでございますが、そのことで得られた情報などについて少しご報告をさせていただきたいと思います。  京都ほど整備が進んでいない奈良県であることが、特に首都圏在住の歴史ファンの方々に好印象を与えているということや、大阪などへの通勤圏であることから、子育て世代を含む若い世代にもある一定の評価がされているといった結果が得られております。言いかえれば、「都会過ぎず、田舎過ぎず、自然や歴史遺産がある環境で、農業や趣味を楽しみながら不便を感じない生活ができそうだ」といった好印象を持っていただいていることから、移住先としても選んでいただけるまちではないかと、そういった可能性があると感じているところでございます。  この可能性を確かなものにし、橿原市への移住を促進するためには、移住促進施策を検討するための組織の立ち上げや移住コーディネーターの育成、また、奈良県人会など各種ネットワークとの連携など、必要な体制づくりを進めながら、これまで以上に観光地や重要な居住地としての知名度の向上、子育て支援、住宅支援など、移住希望者のニーズに応じた事業展開を検討してまいりたいと考えております。  それから、先ほど議員お述べの移住のインセンティブの事例として通塾のことをお述べでございました。橿原市としては、現在のところ、そういった制度はございません。また、この点については、既にお住まいの市民の方々との公平性にも配慮する必要があろうかと思いますので、移住促進につながるような制度の設計、インセンティブの方法などにつきましては今後の検討課題とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 94: ◯議長細川佳秀君) 原山君。 95: ◯19番(原山大亮君) ありがとうございます。  先ほどの大阪市の話なんですが、幼児教育の無償化を目指しまして、28年度には5歳児の保育料を無料にしております。29年度には、さらに4歳児にもと枠を広げる予定と聞いております。財政面が厳しいのはどこの自治体でも一緒だと思うのですが、乾いた雑巾を絞るような改革をして実現したケースだと思うのですが、ぜひ、その辺も含めて前向きな検討をお願い申し上げます。  ふるさと納税についての質問の続きでございます。  ホテルの建設や大型事業をたくさん控えている中で、本市への納税、収益を増加させる努力が必要だと思うのですが、ふるさと納税について何か考えは現時点であるのでしょうか。また、本市の特産品の返礼に関して、商工会議所などとも連携していくべきではないでしょうか。お答えください。 96: ◯議長細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 97: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。19番、原山議員のご質問にお答えいたします。  ふるさと納税の返礼品につきましては、豪華な返礼品を送ったり、商品券等の換金性の高い品物を送る自治体もあったりしたことで、本来の趣旨から外れており問題であるとの総務大臣の発言もあったことはご存じのことと思います。  本市としては、そのような返礼品の過当競争には加わらないという方針でこれまで歩んでまいりました。また、最近は、返礼品自体を廃止する自治体も一部では出てきております。  しかし、その一方では、地域の特産物を返礼品に採用することで、中小事業者や小売店舗の売り上げ増につながったり、地域経済の活性化には一定の効果があることも認められております。また、地方の自治体内では、ふるさと納税を当て込んで既に大規模な設備投資を行っている事業者も多く見られ、ふるさと納税の制度自体が一定の枠組みを確立しつつあるとも言える状況でございます。  こういった流れを受けまして、地域経済を活性化する1つの機会でもあり、そして、本市の魅力を大都市圏の方々に知ってもらえる絶好のチャンスであるという観点から、従来の公共団体としての節度を保ちながら、ふるさと納税の返礼品につきましては、来年度は魅力創造部の産業振興課で実施することとなりました。橿原商工会議所や橿原物産協会に返礼品の導入についてご相談したところ、「ぜひとも一緒に取り組んでいきたい」という言葉をいただいております。  さて、ふるさと納税の返礼品で最も人気の高いジャンルは、肉や野菜、果物といった食品でございます。また、お酒や土産物といった加工品も同じように人気となっております。本市はこれという土産物が少ないといった声を過去からよく耳にしております。新たな土産物の創出として、橿原商工会議所や市内の事業所、大学と連携して実施しました「産官学連携事業」から生まれた、例えばショウガを使った商品、イチゴを使った新商品など、本市の魅力を伝える土産物も発掘していきたいというふうに考えております。また、市内には高級牛肉料理店・販売店や全国にその名を知られたかばんの工房もございます。また、市内の造り酒屋さんのお酒の銘柄につきましては贈答品にぴったりのお名前でございます。そのほか、毎年、宮崎で開催しております橿原と宮崎の物産展に出店していただいている事業者さんの商品など、返礼品にふさわしい品物は数多くあるというふうに考えております。本市が積極的にふるさと納税に取り組む姿勢を見せることで、新たな商品開発も生まれてくるのではないかというふうに思っております。  いずれにしましても、商工会議所、物産協会等とは密接に連携しながら、本市のふるさと納税の増加に前向きに取り組みたいというふうに考えております。  以上でございます。 98: ◯議長細川佳秀君) 原山君。 99: ◯19番(原山大亮君) ありがとうございます。  来年には八木駅前にホテルがオープンするわけでございますが、その宿泊券や割引券といったことも考えられないでしょうか。 100: ◯議長細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 101: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。引き続き、原山議員さんのご質問にお答えいたします。  日本国はじまりの地「橿原」を標榜します本市としましては、ふるさと納税で返礼品を受け取るだけではなく、できれば、もっと本市のことを知っていただきたい、橿原市のファンになっていただきたい、そして、その方も橿原市のことを伝えていっていただければというふうに願っております。そういった意味では、物だけではなく、事に重点を置いた返礼にも取り組んでいきたいというふうに考えております。食べ物、土産物だけではなく、経験でもぜひ橿原のオンリーワンを味わっていただきたい、そういうふうに考えております。  そういった意味で、新ホテルに限らず、市内のホテルの宿泊券、それから、観光施設の入場券はもちろんのことでございます。これは例えばの話ですが、八木のホテルに泊まっていただいて、夜は札の辻交流館で落語やアートを楽しんでいただく、朝は橿原神宮の朝拝、昼は文化財の特別公開、こういったことは一例ではございますが、こんな体験ツアーも、できればふるさと納税の返礼に加えていきたいというふうに考えております。  また、本市は中南和の中心都市、紀伊半島の玄関というふうに言っているわけでございますから、このような体験事業につきましては、周辺市町村も巻き込んで連携しまして、さまざまなものを組み立てていってはどうかというふうに考えております。  以上でございます。 102: ◯議長細川佳秀君) 原山君。 103: ◯19番(原山大亮君) わかりました。これまでの取り組みがあまりにも消極的で税収が低いという市民の声をいただき、この質問をさせていただきました。取り組みに当たり、いろいろと課題もあるとは思うのですが、まずは行動を起こすということがとても大事になってくると思いますので、ぜひともよろしくお願い申し上げます。  以上3点について質問いたしましたが、本市が掲げる大型事業の実現において市民の理解を得るためにも、ぜひとも前向きな検討をよろしくお願い申し上げて、一般質問を終わります。ありがとうございました。            (19番 原山大亮君 自席へ戻る) 104: ◯議長細川佳秀君) この際、暫時休憩いたします。               午前11時34分 休憩              ─────────────               午前11時41分 再開 105: ◯議長細川佳秀君) 休憩中の本会議を再開いたします。  それでは、次に、23番、奥田英人君の質問を許可いたします。奥田英人君。           (23番 奥田英人君 質問者席に移動) 106: ◯23番(奥田英人君) 23番、奥田英人。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問を行わせていただきたいと思います。  まず初めに、野生動物についてお聞きしたいと思います。  最近、野良猫、野良犬等に餌やり等をされている光景をよく見かけますが、これは動物愛護、また、動物保護の面からは大変すばらしいことだと思いますけども、反面、異常な繁殖や飼い主のいない動物の増加により、将来的にも必ずしもよい方向ではないと思います。また、病気や事故等で亡くなる動物もたくさんおりますけども、京都市で取り組まれている事例もいろいろあると思いますが、橿原市ではこういった条例、罰則について何か考えておられるか、また、設けておられるか、お答えいただけますか。 107: ◯議長細川佳秀君) 環境づくり部長。              (説明員 北嶋浩一君 登壇) 108: ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 環境づくり部長の北嶋でございます。23番、奥田英人議員の質問にお答えいたします。  野良犬については、不明情報や、うろつき情報があれば、狂犬病予防法により保健所によって捕獲されるため、餌やりの苦情はございません。  また、猫の飼養方法としてまだまだ室内飼いが徹底されておらず、飼い猫と野良猫の区別が明確ではございません。また、犬と違い、捕獲等に関する法根拠がございませんので、法的拘束力を持って指導できないのが現状でございます。  野良猫対策といたしましては、啓発を目的に年3回程度、広報「かしはら」に犬や猫の飼養マナーについて掲載しております。また、9月20日からの動物愛護週間に合わせパネル展示を開催し、犬・猫の飼養マナーの向上の啓発をしております。  現在、餌やりの苦情がございましたら、猫の飼養マナーリーフレットの回覧や餌やり禁止看板を自治会において設置していただき、まずは啓発をしております。  一定の周知の後に、奈良県動物愛護管理推進計画に基づきまして、猫の苦情への対応を掲げている県の中和保健所と連携しながら原因者に指導を行い、餌やりをしない旨の約束を取りつけておりますが、なかなかなくならないのが現状でございます。  先ほど議員お述べのように、餌やりの禁止条例でございますが、近隣では京都市と和歌山県が条例の制定をしております。内容といたしましては、野良猫を地域で育てるため、避妊手術を実施した野良猫に地域住民が餌やりの場として同意を受け、責任者等を定め、届け出後にその餌やり場での餌やりが実施できることを定めています。これ以外の餌やりについては禁止されております。  本市といたしましては、野良猫の行動範囲も広く、一自治体での対応より、県で条例制定するほうが効果的であると考えます。それに基づきまして、県へ要望してまいりたいというふうに今考えております。  以上でございます。 109: ◯議長細川佳秀君) 奥田君。 110: ◯23番(奥田英人君) また県とも連携しながら検討していただきたいと思います。  また、先ほど不妊手術についてということでもお話がちょっと出たかなと思いますけども、不妊手術についての補助金、本市では地域猫の不妊手術等の補助金制度をやっておられるということも聞いておりますけど、市民の方がどのように知っておられるか、また、現在、橿原市においても地域猫の不妊手術に対する補助金を支給されているが、こうした情報がなかなか市民に伝わっていないと思われます。また、我々議員のところにも、そういった相談もよくされることもございますけども、市のホームページや広報誌等で周知、また、そういったことでどのように市民の方に周知されているか、お答えいただけますでしょうか。地域猫に限って答弁いただけますか。 111: ◯議長細川佳秀君) 環境づくり部長。              (説明員 北嶋浩一君 登壇) 112: ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 環境づくり部長の北嶋でございます。23番、奥田英人議員のご質問にお答えさせていただきます。  地域猫については、25年度から飼い猫に対する助成を廃止しながら、直接、野良猫対策として地域猫不妊手術費助成事業を開始いたしました。3年間で294頭の野良猫に対し、避妊手術の助成を実施いたしました。今後も助成事業を継続し、野良猫対策を推進したいと考えております。
     それと、ホームページ、事業啓発でございますが、地域猫の助成事業を申請できるのは、自治会もしくは市長が認めた市民団体となっております。自治会連合会に説明し、広報「かしはら」やホームページに掲載し周知を図っております。また、これらの苦情を受けたときにも体制を整えて、その都度ご案内をしております。  今後とも、ホームページや広報「かしはら」を通じて周知徹底を図っていきたいと思っております。  以上でございます。 113: ◯議長細川佳秀君) 奥田英人君。 114: ◯23番(奥田英人君) 不妊手術等で繁殖等を防いでいただきながらやっていただき、繁殖、増えることによって、猫、犬等が餌、食べ物を求めていろいろなところへ出回ったり、また、そういうようなことで車にはねられたりということもよく見かけます。  野生動物、野良猫等が病死、また車等でひかれたところをよく見かけますが、けさも来るところで猫がひかれて死んでいたというような状態もございます。野良猫、野良犬、また、蛇、タヌキ、アライグマ、鳥とかいった野生動物等も病気、また車にひかれて死んでいるというところをよく見かけます。そういった面で、本市としても処分の処置とか、そういったところがいろいろあると思いますけど、市の広報に折り込まれているように、ごみの処理方法とともに、市民に対しての周知方法、また、市民にわかりやすい方法をどのようにされているか答弁いただけますか。 115: ◯議長細川佳秀君) 環境づくり部長。              (説明員 北嶋浩一君 登壇) 116: ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 環境づくり部長の北嶋でございます。23番、奥田英人議員の質問にご回答させていただきます。  橿原市のホームページの中で「ペット・動物」というところを開いていただければ、動物の死体処理の欄に届きます。その中で、「道路などで死んでいる場合は、環境業務課で回収しますので詳しい場所を連絡してください」「民地や自宅内で死んでいる場合は、道路まで出していただければ回収します」というふうにホームページで掲載し、周知を図っております。  また、民有地とか自宅内で死んでいる場合につきましては、道路際まで出していただき、回収時に立ち会っていただければ、職員が敷地内に入らせていただいて直接回収を行っております。  今後もホームページ等で掲載をしていきたい、また、定期的に広報にも掲載させていただいて、周知に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 117: ◯議長細川佳秀君) 奥田英人君。 118: ◯23番(奥田英人君) 処分についてもわかりやすくしていただきたいなと。  この野生動物の中にはいろいろな有害動物もいるわけでございますが、まず初めに、動物性の爬虫類とかクモの取り扱い、春先になると温くなってくると思いますけども、以前からも全国的に問題となっているセアカゴケグモを初め、海外から輸入品と紛れて外来種と呼ばれる強い毒性を持つ爬虫類等が国内で発見されることがあります。また、カミツキガメ等、外来種がよくおると思いますが、毒性を持ったクモや蜂等の処分の仕方、また、いざというときの連絡先や対処方法など、市民の皆様方からも相談に来られるわけでございますけども、市民から市役所に相談があった場合や担当の方の処理方法、また、どういうふうに処理をしたらいいか教えていただけますか。 119: ◯議長細川佳秀君) 環境づくり部長。              (説明員 北嶋浩一君 登壇) 120: ◯環境づくり部長(北嶋浩一君) 環境づくり部長の北嶋でございます。23番、奥田英人議員の毒性の爬虫類とかクモなどの取り扱いについてということでご答弁させていただきます。  セアカゴケグモは現在、市内をはじめ日本国内の多くのところで生息が確認されているクモでございます。毒性を持つ毛虫や蜂、爬虫類などと同様に、市では私有地の駆除は行っておりません。駆除方法は、市販の殺虫剤を噴霧するか、踏み潰す等の物理的な方法がございます。  また、かまれた場合は、念のため内科、皮膚科等の病院で診てもらうようにお知らせしております。また、セアカゴケグモについては、市のホームページで見られるように掲載しておりますが、今後、4月等に毎年、広報「かしはら」においてご案内をさせていただきます。今後も、市民にわかるように啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 121: ◯議長細川佳秀君) 奥田君。 122: ◯23番(奥田英人君) 特にセアカゴケグモは公園とか学校、そういった敷地でもたくさん見かけるようになっております。やはり、子どもたちが近寄るような場所では、市のほうでも駆除をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、有害動物等で近年、農作物等にも被害が出ているわけでございますけども、橿原市といたしましても、いろいろな場所でイノシシ、猿、アライグマ等で被害がたくさん出ておりますが、こういった動物に対しての保護、駆除についてどのような形でやっておられるか、また、その手段としてどのようにされておられるか、答弁いただけますか。 123: ◯議長細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 124: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。23番、奥田英人議員のご質問にお答えいたします。  近年、獣による農作物被害は全国的に増加する一方でございまして、本市においても例外ではなく、特にアライグマ、イノシシ等の被害が多く報告されております。  本市の現状の対策としましては、おりの貸し出しを行うことで対応しております。アライグマの捕獲件数は、昨年度26匹に対し、今年度は既に32匹が捕獲されており、年々捕獲件数は増加しています。しかし、現状、おりでの捕獲以外に効果的な対処法がないことから、市としても非常に苦労しておりまして、現在は効果的な対策を模索している状況でございます。  イノシシの被害も年々増加しておりまして、その対策としましては、奈良県猟友会橿原支部に委託し、捕獲おりの設置や銃による追い払い等を実施しまして、今年度の実績としまして44頭が捕獲されております。特に被害が深刻な箇所におきましては、国の補助金を活用した防護柵の現物支給や、来年度以降は電気柵等の現物支給も進めていきたいというふうに考えております。農作物の被害減少に向けて努めてまいりたいというふうに考えます。  また、現在、害獣駆除につきましては、産業振興課の農政担当の職員がかけ持ちで行っているところなんですが、来年度においては、より迅速、機動的に対応できるよう、専門の職員の配置も検討しているところでございます。  以上でございます。 125: ◯議長細川佳秀君) 奥田君。 126: ◯23番(奥田英人君) 有害駆除で、せっかくつくられた農作物等もイノシシ、アライグマ等に荒らされたりして、農作物等をつくられている方が本当に苦労されている。せっかくつくったものが台なしになってしまってもいけないので、また、そういった面でもいろいろと市のほうで力を入れていただきたいなと思います。  農業生産についてお聞きさせていただきたいと思いますけども、新年度の市長の施政方針に、「若い就農者を増やすため、農業委員会や農地中間管理機構などと連携しながら耕作放棄地や遊休農地を解消し、農地を確保するとともに、農業次世代人材投資事業補助金等を活用し、青年新規就農者等の農業の担い手を育成します」といった農業施策に対する明るい方針を打ち立てられたことに感謝いたします。  ここで、質問させていただきたいと思いますけれども、本市の特産物、地産地消について、全国的に地産地消が行われているわけでございますけども、橿原市においても以前から取り組まれている鉢花園芸を初めとして、グリーンアスパラやイチゴの特産について、現状の取り組みと販売ルートの確立等について、市としてどの範囲で支援されているか、答弁いただけますか。 127: ◯議長細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 128: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。引き続き、奥田英人議員さんのご質問にお答えいたします。  本市の農業の特色といたしましては、兼業農家が大半を占めており、水稲のほか、都市近郊農業として施設栽培を取り入れ、特にイチゴ、グリーンアスパラ、鉢花を主要とした農業が中心となっております。この3作物につきましては、以前から生産者による研究会が設立されておりまして、栽培技術や情報交換等、お互い切磋琢磨された上、栽培に取り組まれておりますが、日本の農業が現在抱える課題である担い手不足や高齢化の問題は、当研究会においても同様に避けられない状況にあります。今後の存続に向けまして、生産者の掘り起こしなどを図ってまいりたいというふうに考えております。  また、近年、消費者の農作物に対する安全・安心志向の高まりや生産者の販売の多様化の取り組みが進む中で、消費者と生産者を結びつける地産地消への期待が高まっております。本市の取り組みとしましては、市内の学校給食においてグリーンアスパラを取り入れたり、また、イベントを中心として朝市出店を積極的に進めるとともに、昨年4月オープンの新沢千塚古墳群公園の集客施設「新沢千塚ふれあいの里」においても、地元産のイチゴの販売を行っていただいたりしているところでございます。  今後とも、市民の皆様に食していただく機会をできるだけ増やすとともに、販路拡大に向けた検討も行ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 129: ◯議長細川佳秀君) 奥田君。 130: ◯23番(奥田英人君) ありがとうございます。  やはり、農のほうにも力を入れていただいて、また、今後、補助金等も活用されていくと思いますけども、いろんな面で市のほうの協力もいただきたいなと思います。  また、遊休地等の対策、担い手の育成、農業生産等としての協力体制について、将来の農業の担い手を育成するためにも、今後、橿原市にとってどのような協力体制であるか。遊休地を使いやすくするためにどのように対策されているかということを答弁いただきたいと思います。 131: ◯議長細川佳秀君) 魅力創造部長。              (説明員 山崎貴浩君 登壇) 132: ◯魅力創造部長(山崎貴浩君) 魅力創造部長の山崎でございます。引き続き、23番、奥田議員のご質問にお答えいたします。  本市におきましても、農業後継者の不足や農業者の高齢化は避けられない状況となっております。遊休農地につきましては深刻な状況になりつつあると言っても過言ではございません。現在の対策としましては、平成26年度からスタートしました中間管理事業を本市においても積極的に取り組んでいるところであります。奈良県において当事業を担当しております公益財団法人「なら担い手・農地サポートセンター」と連携を図っております。  市内の農地において当機構を活用し、農地の貸し借りを行った実績としましては、平成26年度は3,137平米、3筆、27年度は4万2,732平米、40筆、平成28年度は現在のところ2万6,833平米、26筆と、徐々にではありますが認知もされてきており、市農業委員会とも連携しまして、耕作放棄地の減少に歯どめをかけるよう、さらなる活用を呼びかけてまいりたいというふうに考えております。  また、一方で明るい話題もございます。今年度、市の北東部エリアにおきまして、集落営農組合が設立されました。これは、本市におきましては初の取り組みでございまして、個々の経営規模が小さく経営の効率化を図ることが困難な農家や、後継者不足により農業を継承すること自体が困難な農家に対しまして、地元集落の農業者が地権者から作業委託を受けて耕作をするなど、集落が一体的に農業に取り組むことで、今後ますます加速化する耕作放棄地対策に歯どめとなることが期待できます。今後、法人化が進めば農地を預かることも可能となりまして、生産性の高い農業経営ができることで後継者の育成・確保にも期待できます。今後は、この取り組みがほかの地区のよい見本となりまして、広がっていくことを期待しているところでありますし、それに対しましては、市としては可能な限り支援を行っていきたいというふうに考えております。  いずれにいたしましても、本市で他県のような大規模農業に打ち勝っていくためには、ほかにはない、高付加価値の農産物を生産することが最大の近道であるというふうに考えております。そういった意欲のある生産者に対しまして、本市としては支援策を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 133: ◯議長細川佳秀君) 奥田君。 134: ◯23番(奥田英人君) ありがとうございます。  農業施策は、やはり市の協力もなければ、なかなかできないかなと思いますので、またいろんな面でも協力をお願いしたいなと思います。  市長さんにちょっとお伺いしたいと思いますけども、施政方針に基づく橿原市での将来の農業施策についての市長さんのお気持ちを聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 135: ◯議長細川佳秀君) 市長。              (市長 森下 豊君 登壇) 136: ◯市長(森下 豊君) 23番、奥田英人議員の質問にお答えしたいと思います。  十市町におきまして集落営農組合が設立されました。これは、1つ、橿原市だけじゃなくて、我々の地域におけますこれからのいいモデル事業になるのではないかなというふうに考えています。どちらかというと、どちらかといわなくても、奈良県というところは、農業とかに関しては少し後ろを向いたというような状態の時代が長うございました。そんな中で、これからは、やっぱり我々の地域でしっかりした、いいものをつくっていこうと。この地域に来ないとその作物には会えないとか、食べられないとかという、そういういい見本をつくっていきたいなと思っています。  今まで、日本の、ほかの産業もそうなんですけども、少品種で、そして大量生産していく、そういう時代がずっと続いておりました。つまり、コストダウン、コストカットの商品を全世界に売りまくると。日本国内でみんながそれを取り合うというような時代があったんですけども、やっぱり変わってまいりました。そして、種類は非常に多くあるんですけども、そこから特化した1つのものを取り上げまして、そして、それに丁寧に、丹念に、日本人が持っている丁寧さで、いいものをつくっていこうと。できる量は知れていますけども、その少ない量に非常に大きな付加価値がついて、それが我々の地の魅力としてみんなに発信できるのではないかなと。そういういい時代になってきて、我々の、少ないですけども、大規模ではできませんけども、小規模であるがゆえにできるすばらしい農業を、これからその方向に向かってやっていけるのではないかなと。より我々の地域の魅力、本当を言えば、日本の国が始まったところですから、すばらしい農業ができる地域であるにもかかわらず、してこなかったということがございますので、これからの時代の大きな節目を1つの取っかかりとして、いいものをみんなで考えて、たくさんある中で、これが我々の地に生まれたんだというものをこれからみんなで考えてつくっていけたら、非常にいい農作物、農業ができるのではないかなというふうに考えておりますので、その辺の協力も含めましてですけど、これからそういう農業組合、営農組合をつくっていただきますことを心より念願しております。  以上です。 137: ◯議長細川佳秀君) 奥田君。 138: ◯23番(奥田英人君) ありがとうございます。  今、答弁のほうにもありましたように、日本国はじまりの地「橿原」ということで、やはり農業施策も盛んだったからこそ、この地で始まったのかなと思ったりもします。やはり、この橿原でも特色のある農業施策をやっていただいて、また、これからも前向きに橿原市のほうでも協力をしていただき、お願いというような形で私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。どうかまたこれからもよろしくお願いいたします。            (23番 奥田英人君 自席へ戻る) 139: ◯議長細川佳秀君) 以上で一般質問を終わります。  お諮りいたします。本日はこれにて散会し、あす3月15日から22日まで休会とし、3月23日午前10時に再開したいと思いますが、これにご異議ございませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) 140: ◯議長細川佳秀君) 異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会し、3月23日午前10時に再開することに決しました。改めて再開通知はいたしませんから、ご了承願います。  それでは、これにて散会いたします。                午後0時10分 散会 発言が指定されていません。 Copyright © Kashihara City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...